奨学金応募者向け講座の開催
2020年のChance Maker奨学金に応募頂いた高校生を対象に「お金の教育講座」を7月21日に開催しました。この講座は、子どもたち自身がお金のことを主体的に考える機会を提供して、大学進学後に経済的な理由で退学に追い込まれたり、お金のトラブルに巻き込まれたりすることを防ぐことをねらいとしています。今回は9名の高校生に参加してもらいました。
講座の内容は、「大学在学中の資金のシミュレーション」と「自分で生活するために必要な金融知識の習得」の2つです。
シミュレーションは、入学時の貯金額・大学等在学中に必要な学費や生活費等・予定している奨学金等をわかる範囲で事前に調べてもらうよう参加者にお願いし、当日、パソコンに準備した専用の計算シートに情報を入力していきました。子どもたち一人一人にLIPの担当がつき、大学生活や将来について話をしながら作業を進めました。最後は、月々の貯金額の推移をグラフで示し、卒業まで金銭的に回していくことがてきるのかの結果を出しました。月々の支出が積み重なって大学4年間のうちに手元の貯金が乏しくなっていくことを数字を見ることで、生活費をコントロールすることの大切さを確認しました。
金融知識の習得では、「日常の家計管理」と「お金の仕組み」を中心に説明しました。家計管理では家計簿分析と情報収集でできる節約アイデアを紹介しました。実際に使ってみようという気になるようにスマートフォンの家計簿アプリを使って実際の画面操作をしながら機能を解説しました。お金の仕組みでは借金をとりあげ、良い借金と悪い借金の違い、お金を貸す金融機関の仕組み等を話しました。子どもたちにはまだ馴染みの薄い話題だったので、興味をもってもらうためにSNS等の身近な話題を入り口にして、講師の本業の経験も活かしたリアルな口調で伝えました。
最後に参加した方の感想を聞きました。高校生からは「今までお金のことはフワッとしか考えていなかったが、シミュレーションすることで必要なお金の額やアルバイトで稼がなければいけない額がわかり、頑張ろうという気持ちになった。」「現実を見るのは怖い気がしていたが、まず知ることが大事だと思った。」「大学進学したら自分で計算し、家計管理できるよういなりたい。」といった反応が多く、講座を開いたことの手応えを感じました。また、子どもと一緒に参加した施設職員の方からは「子どもたちにお金の話をしてもなかなか伝わらないので、プロの人に客観的な立場で話をしてもらうとよい。」とありがたい感想もいただけました。

お金の教育講座に関心ある方へ
今回の対象はChanceMaker奨学金応募者のみでしたが、施設から進学を考えている高校生や、将来について主体的に考えたい中学生を対象にした講座も実施していきますので、興味ある方はLIPまでご連絡ください。
また、わたしたちと一緒にLIPのお金の教育事業に参加していただく方を募集中です。関心のある方は、こちらのミーティング見学フォームからお申込みください。想いをもった方々の応募をお待ちしております。